トンボ玉とは

トンボ玉とは?

トンボ玉とは穴のあいたガラス玉で、同質のガラスで作ったいろいろな模様の
パーツを象嵌(ぞうがん)した玉のことをいいます。

  • - 起源 -
    約3000 年余り以前にエジプトで初めて造られたと云われていますが、近頃の研究ではメソポタミアの方が先だとも云われています。何れにしても地中海東部の地方で初めて造られました。
  • - 伝来 -
    日本へは、シルクロードを経て古墳時代に伝来しました。平安時代に一度途絶えましたが、江戸時代に長崎経由でオランダから再び技術が伝わり、大阪で盛んに製作され、「玉造」という地名が現在も残っています。
  • - 現在 -
    現在ではトンボ玉を製造するのは全国に大阪の2件だけになってしまいました。藤村トンボ工房では先代・(故)藤村英雄の意志を継ぎ、唯一の弟子である2代目藤村眞澄を中心に、3代目にあたる孫の藤村敏樹・広樹・茂樹兄弟が次代の担い手として、70年以上にわたるいにしえの技法を守り続けています。

藤村トンボ玉について 二代目 藤村眞澄 先代 (故) 藤村英雄

目もあやな美しい模様と深い色彩。
古来のトンボ玉を再現するため、最も苦心しているのが色ガラス作りです。当工房では、クリスタルガラスを原料にし、色ガラスも800度以上の炭火で各種金属の酸化物をまぜて発色させた独自のものです。ガラスの持つ透明感を捨て、模様の存在感を際立たせる色作りに欠かせないのが、ガラスを溶かす「炎」です。

最近は、トンボ玉づくりというとバーナーでガラスを溶かし、加工する場面が紹介されていますが、当工房では江戸時代と同様、窯の炭火を使ってトンボ玉をつくっています一定の温度を保てるバーナーと違い、窯の炎の強弱のリズムが、陶芸の窯変に通じる「計算どおりに出来上がらない」手仕事の奥深さ、面白さを感じさせてくれます。

古法窯づくり藤村トンボ玉の作り方

  • 第一工程
    第一工程
    作業が出来る炎があがるまで待ちます。
  • 第二工程
    第二工程
    鉄の棒にコアになる色ガラスを巻きつける。
  • 第三工程
    第三工程
    ヘラで形を整える。
  • 第四工程
    第四工程
    あらかじめ作っておいたパーツを差し込む。
  • 第五工程
    第五工程
    ヘラでパーツをつぶす。
  • 第六工程
    第六工程
    出来上がり。